欧米では転職することが珍しくなく、キャリアアップして高収入を目指すために多くの人が転職しています。
日本はひとつの会社に定年までいる終身雇用が定着していましたが、最近は若い世代を中心に転職する人が増えています。
人によって転職する理由は異なります。
低収入でも好きな仕事をしたい人がいる一方で、高収入を目指して難しい試験に挑戦する人もいます。
とにかく高収入を得たい場合は、高収入な仕事ランキングをチェックしてみると転職のヒントが見つかる可能性があります。
会社員が憧れる収入が高い仕事
日本での高収入の目安は1000万円です。
結婚相談所でも1000万円以上の収入を得ている人は一目置かれます。
転職を希望している会社員のために、日本で1000万円以上稼ぐことが可能な仕事を紹介します。
国家資格が必要な職業は、年収も高い傾向にあります。
会社員に人気がある収入が高い仕事の第1位は公認会計士です。
公認会計士試験は、司法試験や医師国家試験と並んで難易度の高い試験として知られています。
働きながら公認会計士試験の勉強を続けるのは大変で、平成29年度の合格者を見ると社会人の合格者は10%以下です。
公認会計士試験は狭き門ですが、合格して公認会計士になれば社会的なステータスも年収も一気に上がります。
公認会計士とランキング上位を争っているのが第2位の税理士です。
税理士試験も難関の国家試験ですが、働きながら勉強して合格した税理士はたくさんいます。
税理士になるには、国家試験に合格し、さらに2年以上の実務経験が必要になります。
一般的に合格した後は税理士事務所に入りますが、仕事に慣れたら独立する人も多いです。
人気が高い不動産鑑定士の仕事
第3位は不動産鑑定士の仕事です。
不動産鑑定士は、不動産の鑑定評価の専門家で年収も高いです。
年収の平均は700万円くらいですが、年収1000万円も目指せます。
不動産を鑑定する仕事は多くの企業で必要とされています。
特に外資系の金融会社は年収が高く、有能な人であれば転職してすぐに高収入を得ることも可能です。
不動産鑑定士の資格を取得した多くの人が転職します。
転職する理由は大半が年収アップで転職先は外資系の投資銀行やメガバンク、監査法人などが多いです。
不動産鑑定士は投資部門でも重要な資格になります。
資格を取得して転職しない人は、ほぼ独立します。
独立して年収が1000万円以上になった人は、鑑定人業務を担当しているか相続案件を担当している人が多いです。
自分で大幅に年収を増やせる人は、営業力や経営力に加えてコミュニケーション力があります。
不動産鑑定士は特に都心部で不足しています。
不動産業界は好調を維持しているので、大手鑑定士事務所を中心にして仕事は増加傾向にあります。
若手の資格保持者は完全な売り手市場で、将来も明るいです。
女性に人気があるファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーも高収入が期待できる仕事で第4位に入っています。
人気が高く、資格を取得するための試験には多くの人が挑戦します。
税金や資産運用、保険など生活をしている上で出てくるお金の疑問を解決してくれるのがファイナンシャルプランナーです。
ファイナンシャルプランナーには専門分野が6つあり、幅広い専門知識をもとに顧客の悩みをサポートします。
アメリカでは公認会計士や弁護士と同じくらいのステータスを持っています。
ファイナンシャルプランナーの多くが金融関係の企業に就職しています。
高い能力があれば年収1000万円も十分に可能です。
仕事のスタイルは2種類あり、ひとつは企業内で働くスタイルでもうひとつは独立開業です。
企業に勤める場合は銀行や証券会社、保険会社が中心になります。
ファイナンシャルプランナーの資格があると顧客からの信頼が高まり、企業に勤めている場合は資格手当ての面でもメリットが大きいです。
ファイナンシャルプランナーは資格によって難易度が異なります。
FP技能士の中で最も難しいのが1級FP技能士で、事務経験がある人が受験しても合格率が10%前後の難関です。
難しいだけに取得すると仕事の幅が広がります。
若い男性に人気のシステムエンジニア
第5位に入ったシステムエンジニアの平均年収は約550万円ですが、中には年収1000万円以上の人もいます。
年収が1000万円以上の人は、業界の動向をよくチェックして効率的なスキルアップを図っているのが特徴です。
高収入を得ているシステムエンジニアは、ポジティブな転職を行っています。
IT業界では転職は年収アップにつながりやすいです。
現在のIT業界は人手が不足しているため、待遇が良くないと優秀な人材を確保できない状況になっています。
優秀な人材であれば、大幅なキャリアアップと待遇アップが可能です。
最近はフリーランスになる人も多いです。
フリーランスの案件の中には月に100万円を超えるものもあります。
自分で営業して仕事を取る必要があるものの、営業力がある人であれば1000万円以上の年収は難しくないです。
直接仕事を請け負った方が単価が高くなるので、幅広い人脈を作っておくことも重要になります。
上流から下流までのシステムを構築し、運用してきた経験がある人は転職時に高評価を得られます。
経験が豊富なシステムエンジニアは、フリーランスになっても仕事に困ることが少ないです。